セキュリティ対策
予防はセキュリティ侵害に対する最初の防衛線です。Synology サーバーは、システムに対する攻撃や未承認のユーザーアクセスを阻止するためのインテリジェントなソリューションで保護することができます。
システムレベルの防護
ファイアウォールルールを作成し、一定のログイン失敗回数を超えたIPアドレスを自動的にブロックします。アカウント保護を有効にし、信頼されていないクライアントからの総当たり攻撃による脅威を減らします。
ユーザーレベルの保護
資格情報が漏洩した場合のために、さらなるセキュリティのレイヤを追加します。Secure SignIn が、多要素認証手法あるいは、便利なパスワードレスオプションを提供します。ユーザーレベルの権限設定を適用することで、フォルダーやアプリケーションごとにファイルや機能へのアクセスを制限できます。
認証済の信頼性の高い暗号化
Synology DSMは、暗号モジュールに関するセキュリティ要件を規定する FIPS 140、OpenChain 2.0および2.1に準拠したオープンソースコンプライアンス認証を取得しています。ファイルを保全するための産業標準である AES-256 暗号化も使用されています。

セキュリティ アドバイザー
マルウェア、脆弱性のある設定、異常なログインに対する定期的なスキャンに基づいた、Synology セキュリティアドバイザーの推奨操作を実行することで、セキュリティリスクを最小化します。
シンプルなセットアップ
あらかじめ定義されたセキュリティの基準またはカスタマイズした検査項目を選択し、設定上の問題やサイバー攻撃の脅威を検出します。
定期的なスキャン
スキャンのスケジュールを設定して、ファイル変更後のシステム整合性を確かめ、更新が必要な古いパッケージを見つけます。
ログイン分析
不審なログイン試行が発生するアラートを受け取り、悪意のある第三者の行為や総当たり攻撃に遭った場合、対抗措置を講じます。

脆弱性を克服
Synologyはセキュリティを最優先事項として考えています。賞金プログラムを通じてセキュリティ研究者と協働し、新たな脆弱性の発見に取り組んでいます。新しい脆弱性が発見された場合、Synology Product Security Incident Response Team (PSIRT) (Synology 製品セキュリティ・インシデント対応チーム) が引き続き脆弱性を調査して情報を公開します。また、お客様に安心してご利用いただけるよう、ファームウェアとソフトウェアの更新サービスを最長5年間ご提供しております。

プロアクティブな復元方式
暗号化型ランサムウェアの脅威に遭った、あるいはハードウェアに物理的損傷を受けた場合、多様なデータ復元方法を提供します。
外部へのバックアップ
お客様のセキュリティ戦略を後押しすべく、SynologyのHyper Backup、Snapshot Replication、USB Copyを利用してNASデータのコピーをオフサイトのNASや外部デバイスにバックアップすることで、さらなる保護を加えます。マルチバージョンのバックアップを設定することにより、より多くのリカバリポイント、より高いデータ整合性および復元の効率性を提供します。
クラウドへのバックアップ
ファイルのバックアップをC2 Storage for Hyper Backupに保存することで、お客様の保護計画を補完し、ローカルコピーが被害に遭った場合でもデータへのアクセスは確保されます。
コンピュータを NAS にバックアップする
Synology Drive Clientは、ファイルやフォルダをPCからNASにバックアップでき、一方、Active Backup for Businessは、さまざまな物理的、仮想的環境に対する高度な保護を提供します。
