Synology® が大容量M.2 NVMe SSDと10/25GbEネットワークカードを発表
大容量の拡張によるフラッシュキャッシング、10GbEおよび25GbEを多彩なアプリケーションに提供
台北(台湾)ー 2021年2月19日 ー 本日、Synology Inc.は同社のストレージソリューションにおけるストレージおよびネットワーキング性能を引き上げる、エンタープライズクラスのSSDキャッシング用M.2 NVMe SSDライン、および最新の次世代10/25GbEネットワークカードを発表しました。
SNV3400 M.2 2280およびSNV3500 M.2 22110 NVMe SSDラインの新しい800 GBモデルは、大きなデータセットをもつユーザーに対し、より多くのデータをキャッシュできるよう設計されており、HDDベースアレイのパフォーマンスをより高速で安定したものに向上させます。
デュアルポートの10GbE SFP+ E10G21-F2は既存の高速NIC製品群をさらに充実させ、デュアルポート25GbE SFP28 E25G21-F2はより高速な25GbE接続オプションを提供します。
「当社最新のNASモデルは拡張性を重視して製造されており、お客様の将来的なストレージやキャッシング、接続性のニーズに応えます。」と、Synologyの製品マネージャであるPeggy Wengは語ります。「この一連の新製品リリースにより、当社が提供するストレージとネットワーキングのオプション群による安定したエコシステムを作るための基盤が構築されます。」
より大型のSSDキャッシュ アプリケーションをサポート
「コスト効率がよく、かつ高性能で大容量のストレージを求めるニーズが高まる中、Synologyは昨年、キャッシュとしての利用をターゲットにしたM.2 NVMe SSDを発表しました。」と、Synologyの製品マネージャであるJulien Chenは語ります。「当社のエンタープライズクラスのドライブは、その安定した性能と自社製品のラインナップとのシームレスな統合により、ご好評をいただいております。」
「本日発表した当社の新しい2つの大容量モデルは、NVMe SSDキャッシュの利点をさらに享受できるよう、ホットデータに対し、より大きなプールを提供し、HDDアレイのパフォーマンスを経済的に最大限引き出します。」と、Julien Chenは語ります。
Synology SNV3000シリーズのSSDは、仮想化やトラフィック量の多いデータベースストレージ、AIやHPCプロジェクトなど、データの整合性が極めて重要となるキャッシング利用率の高いアプリケーション向けに開発されています。
最大205,000/40,000以上の4Kランダム読み取り/書き込みIOPS1、および500 TBWの耐久評価2により、SNV3000シリーズは、マルチメディアポストプロダクションからデータベースアプリケーションまで、広い場面で高速キャッシングを安定して提供し、効果的にレイテンシを低減させます。
SynologyのDiskStation Manager (DSM) との完全な統合により、SNV3000シリーズ各ユニットの実際のワークロードに基づいたライフタイム分析が可能になります。3 交換が推奨される場合には即時に通知されるため、各ドライブの寿命まで最大限活用できます。
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フォームファクタ | M.2 2280 | M.2 22110 |
インターフェイス | NVMe PCIe 3.0 x4 | |
容量 | 800 GB | |
1日のドライブ書き込み回数(DWPD) | 0.68 | |
停電防止 | - | V |
ライフタイム分析3 | V | |
ランダム読み取り/書き込み性能1 | 375,000 / 70,000 IOPS | |
保証 | 5 年間限定保証4 |
マルチユーザーおよびデータ集中型アプリケーション向けのさらなる帯域
「データ集中型アプリケーションに依存するビジネスが増える中で、より高いデータスループットを扱えるシステムに対する一貫した需要があります。」と、Peggy Wengは語ります。「それが当社ラインナップに25GbE NICを加えた理由です。」
E10G21-F2とE25G21-F2は、分散コンピューティング、AI、ビッグデータアプリケーション、大量のデバイスのバックアップといった帯域利用の大きい業務、あるいは集中化されたファイルやブロックストレージアプリケーションに対する同時利用ユーザー数の拡大のため、互換性のあるSynologyシステムのスループットとパフォーマンスを向上させます。
E25G21-F2は、10GbE SFP+機器との下位互換性があり、ハイブリッドネットワークにおける設置や導入のコストを低減します。
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ホストバス インターフェイス | PCIe 3.0 x8 | |
IEEE 仕様準拠 | IEEE 802.3ae 10 Gbps Ethernet IEEE 802.3ad Link Aggregation |
IEEE 802.3ae 10Gbps Ethernet IEEE 802.3by 25Gbps Ethernet IEEE 802.3ad Link Aggregation |
コネクタ | SFP+ | SFP28 |
データ転送レート | 10 Gbps | 25 Gbps / 10 Gbps |
ネットワーク作動モード | 全二重 | |
保証 | 5 年間限定保証 |
発売状況
E10G21-F2、E25G21-F2、SNV3400-800G、SNV3500-800Gは、全世界のSynology販売店で本日より販売を開始します。
- パフォーマンスは、キューの深さ 256(4 KB = 4,096 バイト)を持つ Linux 上の FIO を使用して測定されています。
- 耐久評価は、JESD219A エンタープライズワークロードに基づいて計算されています。
- 必要な DSM バージョン:6.2.3-25426 以降のバージョン
- 5 年または SSD S.M.A.R.T. の耐用年数(DSM > Storage Manager に表示)のいずれか早い方が適用されます。
Synology は、データ管理の最前線に立ち、進化し続けるテクノロジーを革新および採用しながら、新たな可能性を提案し続けています。データ ストレージとバックアップ、ファイル コラボレーション、ビデオ管理、ネットワーク インフラストラクチャ向けのソリューションに止まらず、すべて1つの目標を念頭にして、世界中のビジネスのデジタル化を推進しながら、IT 管理を簡素化する一元化されたプラットフォームを提供します。