Hyper Backup は、 Synology NASをローカル共有フォルダ、 Synology NASに接続された外部ストレージ デバイスUSB、リモートSynology NAS、ファイル サーバー、クラウド サービスにバックアップします。ここでは、リモートSynology NASまたはファイル サーバーにマルチバージョンのバックアップ コピーを作成する方法を説明します。

DSM 6.0 は、Hyper Backup をサポートする最小オペレーティング システムです。

バックアップ タスクの作成

1. DSMパッケージ センターに進み、 Hyper Backupをインストールします (まだインストールされていない場合)。
2. [ Hyper Backup ] を開き、[ + ] アイコンをクリックします。[フォルダとパッケージ] を選択します。
3. 必要に応じて、[リモート NAS デバイス] または[ファイル サーバー]セクションのいずれかのオプションを選択します。ディスティネーションを選択したら、[次へ] をクリックします。
   
4. [バックアップ タスクの作成]を選択し、リモート NAS デバイスまたはファイル サーバーのIPアドレスとアカウント情報を入力します。[ログイン]をクリックして、ディスティネーションに接続します。
   
5. バックアップ先として共有フォルダを選択します。また、バックアップしたデータがあるディレクトリの名前を変更することもできます。^{1 2} [次へ] をクリックします。
6. バックアップしたい共有フォルダを選択します。^{3 4} 完了したら、[次へ] をクリックします。
7. バックアップするパッケージを選択します。[次へ] をクリックします。
8. 必要に応じてバックアップ設定を編集します。
   • タスクバックアップ タスクに名前を付けます。
   • タスク通知を有効にする 電子メール、SMS、またはプッシュ サービスでタスク ステータスが通知されます。タスクの通知を設定するには、 [コントロール パネル] > [通知] を選択します。
   • バックアップ データを圧縮バックアップ データを圧縮して、ディスティネーションのストレージ使用量を減らします。このオプションを有効にすると、より多くのバックアップ時間が必要になります。
   • バックアップ スケジュールを有効にするシステムが自動的にバックアップ タスクを実行する時間をスケジュールします。
   • 整合性チェックのスケジュールを有効にする自動整合性チェックをスケジュールして、保存されたデータを調べて破損を検出し、データの信頼性を確保します。
   • クライアント側の暗号化を有効にする不正アクセスを防ぐために、パスワードでバックアップ データを保護します。復元のお手伝いはできませんので、大切に保管してください。それを失うと、永続的なデータ損失につながります。
     
9. [バックアップ ローテーションを有効にする] を選択して、必要に応じてローテーション スキーマを設定し、完了したら [次へ] をクリックします。
• 最も古いバージョンから合計バージョンが指定の最大数を超えると、システムは最も古いバックアップ バージョンを削除します。
• Smart Recycle合計バージョンが指定された最大数を超えると、システムは次の条件のいずれも満たさないバージョンをローテーション アウトします。すべてのバージョンが条件の1つを満たす場合、最も古いバージョンが削除されます。
  • 過去 24 時間の時間別バージョンシステムは、毎時作成された最も古いバージョンを維持します。
  • 過去 1 日から 1 か月の日次バージョンシステムは、毎日作成された最も古いバージョンを維持します。
  • 1 か月以上前の週次バージョンシステムは、毎週作成された最も古いバージョンを維持します。
• 保持されるバージョンの最大数保持されるバックアップ バージョンの制限を設定します。
• タイムラインバックアップ スケジュールとローテーション スキーマに基づいて、バックアップ保持の結果を表示します。
  
10. [完了]をクリックして設定を適用します。
11. [はい]をクリックすると、バックアップ タスクが直ちに実行されます。

タスク設定の変更

バックアップ タスクが成功すると、システムはインターフェイスに緑色のチェック アイコンを表示します。ページの右下隅にある[タスク設定]ボタンをクリックすると、バックアップ設定をいつでも変更できます。