Media Server

TV/ステレオ システムや Sony PlayStation3/Xbox 360 等のホーム デバイスでマルチメディア コンテンツを楽しめるように、Synology NAS を LAN でマルチメディア サーバーとして機能させることができます。ホーム デバイスとは、DLNA/UPnP 対応 DMA です。Synology NAS から DMA デバイスにマルチメディア コンテンツをストリームして再生するには、DMA デバイスの基本設定、メディア ファイルのブラウズ設定の管理、ファイルの互換性向上をはじめとした、メディア再生設定を行う必要があります。

DMA デバイスでマルチメディア コンテンツを再生するには、次の設定を含めたメディア再生関連の設定を行う必要があります。

  • DMA メニュー言語やスタイルを選択するか、自分でカスタマイズして、マルチメディア ファイルを整理してください([メディア サーバー] > [全般設定] を選択します)。
  • 環境設定に応じてメディア参照設定を調整し、変換サポートを有効にして多様なフォーマットのファイルを再生できるようにしてください([メディア サーバー] > [参照設定] を選択します)。 2
  • マルチメディア コンテンツを DMA デバイスで自然に再生できるように、デバイス リストを管理して DMA の互換性を高めてください([メディア サーバー] > [DMA 互換] を選択します)。
  • LAN 内の DMA デバイスでマルチメディア ファイルを参照したり、再生したりできるように、インデックス付きフォルダに分類してください([コントロール パネル] > [インデックス サービス] > [メディアのインデックス化] > [インデックスを付けたフォルダ] の順に選択します)

用語説明:

  • DLNA:DLNA(デジタル リビング ネットワーク アライアンス略)は、家電メーカー、コンピューター産業、およびモバイル電子機器メーカーによって構成された産業横断的組織です。DLNA は、自宅の、および移動中の、家電製品、パソコン、モバイル機器を、有線と無線で結び、新しいデジタル メディアやコンテンツ サービスを共有するネットワークを積極的に推進しています。例えば、TV/ステレオ システム、Sony PlayStation3/Xbox 360 などのホーム デバイスなどがあります。
  • UPnP:UPnP(ユニバース プラグ アンド プレイの略)は、有線および無線で、多数のデバイスを接続し、相互に機能を提供し合うためのコラボレーションプロトコルです。中でもメディア ストリーミングが最も普及しており、これによって、メディア ファイルを直接テレビにストリーミングすることができ、再生のためにファイルを転送する必要がなくなります。UPnP はゼロ コンフィギュレーション ネットワーキングに対応しています。言い換えると、UPnP デバイスがネットワークに接続されると自動的に設定が完了するので、ユーザーは、ネットワークを設定する手間をかけずにネットワークを利用することが可能になり、これが「プラグ アンド プレイ」テクノロジーのコンセプトを表しています。
  • DMA:一般にデジタル メディア アダプターとして知られる DMA は、ホーム ネットワークに接続して、パソコンまたはその他のネットワーク メディア サーバーからデジタル メディア ファイル(音楽、画像、動画など)を取得し、DLNA/UPnP 対応デバイスでこれらのファイルを再生することができるホーム エンターテイメント デバイスです。

注:

  1. DLNA 認証デバイスに動画をストリーミングするときには、サポートされるファイル形式とサブタイトル表示は、DLNA プレーヤーの再生機能により異なります。
  2. DSM 7.2.2 以降、ほとんどのエンドデバイスでサポートされるメディア形式の範囲が広いため、ビデオ変換機能は廃止されます。この変更は、不要なリソース使用を削減し、システム効率を向上させることを目的としています。