ユーザーの作成
Synology NAS で複数のユーザー アカウントを作成、管理できます。
ユーザーを作成する:
- [コントロール パネル] > [ユーザーとグループ] > [ユーザー] の順に移動します。
- [作成] をクリックしてユーザー作成ウィザードを開きます。
- [ユーザー情報を入力]ページで次のオプションを指定してください。
- 名前:ユーザーの名前を入力します。これは必須項目です。
- 説明:ユーザーに関する簡単な説明を入力します。
- 電子メール:ユーザーの E メール アドレスを入力します。パスワード リセット メッセージなどのシステム通知は、ここで指定したアドレスに送信されます。
- パスワード:ユーザーのパスワードを入力するか、[ランダムにパスワードを生成する] をクリックして強力なパスワードを自動作成します。
- 新規ユーザーに通知メールを送る:このオプションにチェックを入れると、システムはユーザーに新しいアカウントについてメッセージを送信します。このオプションを有効にするには、[コントロール パネル] > [通知] > [E メール] を選択して、システムの E メール通知を有効にする必要があります。デフォルトにより、通知メッセージにはユーザーのパスワードは表示されません。通知メッセージにパスワードも記載して欲しい場合は、[通知メールにユーザー パスワードを表示する]にチェックマークを付けます。
- アカウントパスワードの変更をユーザーに許可しない:このオプションを有効にすると、ユーザーは DSM にサインインするためのパスワードを変更することができなくなります。
- パスワードの有効期限が有効な場合、パスワードは常に有効 / パスワードは常に有効:administrator が [詳細設定] タブで [パスワードの有効期限] を有効にしたかどうかに応じて、これらのオプションのいずれかが表示されます。[パスワードの有効期限] を有効にしている場合、[パスワードは常に有効] が表示されます。このオプションをオンにすると、このユーザーのパスワードは常に有効になり、[パスワードの有効期限] で設定されたルールは無視されます。詳しくは、こちらを参照してください。
- [グループに加わる] ページでは、新しいユーザーが属するグループを指定します(例:users、administrators、その他)。グループを手動で作成し、ユーザーをグループに割り当てることもできます。
- [共有フォルダにアクセス権を割り当てる] ページで、新しいユーザーのアクセス権を変更することによって、このユーザーがアクセスできる共有フォルダを選択します。権限の優先順位は、アクセスなし > 読み取り/書き込み > 読み取り専用の順です。
- プレビュー:現在の設定やユーザーが属しているグループに応じて、実際の共有フォルダへのアクセス権が表示されます。
- グループ権限:ユーザーが属するグループの属性に基づいて、共有フォルダに対するアクセス権が表示されます。
- [ユーザークォータの割当] ページで、新しいユーザーが使用できるストレージを管理できます。ユーザーが各ボリューム/共有フォルダに使用できる最大容量を指定するには、[ユーザーデータ容量の割り当て] フィールドに値を入力し、ドロップダウン メニュー (10 GB など) からサイズの単位を選択します。
注:
- [ユーザーデータ容量の割り当て] で指定された割り当て容量は、グループ データ割り当て容量よりも優先されます。
- ボリュームが Btrfs ファイル システムを使用している場合にのみ、ボリューム内の共有フォルダごとにユーザーデータ容量の割り当てを指定できます。それ以外の場合は、ext4 ボリューム全体のユーザーデータ容量の割り当てのみを構成できます。
- [アプリケーション アクセス権の割り当て] ページで、ユーザーがアクセスできるサービスを管理できます。アクセス権の拒否は、許可よりも優先されます。
- [ユーザーの速度制限設定] ページでは、各サービス毎に速度制限を有効にして(例:File Station、FTP、その他)、ユーザーがファイルを転送する時に使用する帯域量を制限することができます。それぞれのサービスに対して、次のいずれかのオプションを選択できます。
- グループ設定の適用:ユーザーが属するグループと同じ速度制限の設定が適用されます。速度制限が大きいグループは、他のグループよりも優先されます。
- 速度 cap をセットアップ:右側の欄にアップロードとダウンロードの速度制限を設定します。
- 詳細設定:スケジュールに基づいて、ユーザーに 2 つの速度制限とグループ制限を指定して適用することができます。ポップアップ ウィンドウで制限速度の設定とスケジュールを変更します。[保存] をクリックして、設定を保存します。
- [設定の確認] ページで、新しいユーザーの必要な設定を確認し、[適用] をクリックして終了します。
ユーザー名の制限:
- ユーザー名は大文字と小文字の区別がありません。1 文字から 64 文字の Unicode で指定できますが、次の記号は使用できません:
! " # $ % & ' ( ) * + , / : ; < = > ? @ [ ] \ ^ ` { } | ~ - 最初の文字にマイナス記号またはスペースは使用できません。また、最後の文字にスペースは使用できません。
- mailer-daemon や postmaster など特定のユーザー名は、システムでの使用に予約されています。
- ユーザーの説明は、最大 64 文字の Unicode が表示可能です。
パスワード情報:
- パスワードは大文字と小文字が区別され、文字、数字、記号、スペースを含め最高 127 文字まで使用できます。
割り当て制限:
- 各ユーザーに割り当てられる最大量は、約 4 TB (4095 GB) です。