解決
解決機能を有効にして、Synology NAS に再帰クエリーを解決させることができます。再帰クエリーは、要求されたドメインに対して Synology NAS が権威を持たない場合に発生します。この場合、Synology NAS は情報が見つかるまで、あるいはクエリーが失敗するまで、他のドメインネーム サーバーにクエリーし続けます。
例えば、クライアントが「synology.com」の IP アドレスに対するクエリを Synology NAS に送信したが、Synology NAS がこのドメインに対して権威を持たない(synology.com を所有していないなど)場合、Synology NAS は他の DNS server にクエリーしたり、指定した DNS フォワーダにクエリを転送したりして、結果をクエリー送信者に返します。
注:
- Synology NAS に権威サーバー機能だけを実行させたい場合は、システム リソースを節約する意味で解決サービスを無効にするようお勧めします。
- DNS Server とホットスポットを同時に有効にするには、ホットスポット クライアントがドメイン名解決を正常に導入できるように、DNS Server の解決サービスが有効になっていることを確認してください。[ソース IP サービスを制限する] が有効のとき、ホットスポット クライアントの IP アドレスの範囲がソース IP リストに含まれているかどうか確認してください。
解決サービスを有効にするには:
- [解決サービスを有効にする] にチェックマークを付けます。
- 以下の設定を編集します。
- ソース IP サービスを制限する:このオプションを有効にすると、ソース IP リストに含まれるホストかサブネットだけが Synology NAS を通じて再帰クエリーできます。
- ソース IP リスト:Synology NAS を介して再帰クエリーを行えるホストやサブネットを指定します。
- フォワーダを有効にする:Synology NAS がパブリック DNS リゾルバーなどのフォワーダ サーバーに再帰クエリーを転送します。フォワーダを有効にすると、解決時間を短縮し、システム リソースを節約できます。
- フォワーダ:フォワーダの IP アドレスを [フォワーダ 1] と [フォワーダ 2] に入力します。
- 転送ポリシー:転送クエリーのポリシーを選択します。[先にフォワード] を選択すると、フォワーダが応答しない場合、Synology NAS はルート サーバーにクエリーします。[転送専用] を選択すると、たとえフォワーダが応答しなくても、Synology NAS はクエリーを解決するためにルート サーバーにクエリーを試みることはありません。
- [適用] をクリックして設定を保存します。