台湾、台北—2021年7月15日—Synology Inc.は本日、エンタープライズ環境における大容量で高性能、そして堅牢なストレージシステムへの高まる需要に応えるべく、新たにHAS5300シリーズの3.5インチSASハードドライブを発表しました。
16 TB、12 TB、8 TBという3つのモデルを用意したHAS5300ドライブは、1月に発表したHAT5300シリーズ SATAドライブに続く、Synologyのエンタープライズハードドライブの最新モデルとなります。これは、高性能で高い拡張性を誇るSynologyのSAやUCシリーズのストレージソリューションと最良のマッチングを誇ります。
550 TB/年のワークロード1と250万時間に達する平均故障間隔 (MTTF) を実現したHAS5300 SASドライブは、過酷な環境でも安定した、クラス随一の性能を発揮するよう設計されています。パーシスタント(永続)書き込みキャッシュ技術により、ミッションクリティカルなアプリケーションに対してデータの完全性を保証します。
SASプロトコルを活かしたSynology HAS5300ドライブは、高性能なSynology SAシリーズで最大180ドライブまで拡張したり、UC3200アクティブ/アクティブIP SAN上でのデュアルコントローラー構成によりiSCSIシステムの可用性を最大限高めたりすることができます。このドライブはまた、データ集中型の構成での高速データ転送もサポートします。
「このドライブは、274 MB/秒の持続データ転送速度2を発揮し、最大限の性能と信頼性を求める企業にとって理想的な選択となります。」と、Synology Inc.の製品マネージャであるPeggy Wengは語ります。「大規模ビデオ監視やマルチメディアポストプロダクション、あるいはその他の大容量処理でも、HAS5300ドライブは一貫したエンタープライズグレードの性能を発揮します。」
Synologyシステムの3つのモデルで20万時間を超える互換性テストとストレステスト3を実施した結果、HAS5300シリーズのドライブは比類なき信頼性とSynologyシステムとの統合を実現し、徹底的に検証された信頼性の高いストレージの構築を可能にします。
HAS5300シリーズは開発時において、Synologyシステムとの最高の互換性と最良の性能を発揮するよう最適化され、特にRAIDのリビルド性能において大幅な改善を達成しています。
「Synologyハードウェアに対するカスタムファームウェアと最適化の結果、HAS5300ドライブは市場にある同クラスのドライブと比較してRAIDのリビルド時間が27%高速になっており4、アレイが劣化状態にある時間を大幅に短縮し、長期間にわたってシステムを稼働できるようになります。」と、Peggy Wengは語ります。
HAS5300ドライブのファームウェアアップデートは、SynologyのDiskStation Manager (DSM)オペレーティングシステムの最新アップデートと共に提供されます。これにより、IT部門の保守にかかる時間は短縮され、システムは常に最新のソフトウェアで動作するようになります。HAS5300シリーズには、Synologyの5年限定保証がついています。
16 TB、12 TB、8 TB の HAS5300 ドライブは、本日より世界中の Synology 販売店でご購入いただけます。
HAS5300-8T | HAS5300-12T | HAS5300-16T | |
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インターフェイス | SAS 3.5インチ | ||
容量5 | 8 TB | 12 TB | 16 TB |
クラス | エンタープライズ | ||
キャッシュバッファ | 256 MiB | 512 MiB | |
平均故障時間 (MTTF)6 | 2,500,000時間 | ||
最大持続転送率 | 230 MiB/s | 242 MiB/s | 262 MiB/s |
保証7 | 5 年限定保証 | ||
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