Synology^® がビジネスおよび大規模システム向けに大幅に進化したDSMのメジャーアップデートを発表

2022年4月27日、台北（台湾）—Synologyは、DiskStation Manager (DSM) 7.1の一般公開を発表しました。DSM 7.1は大幅に機能を拡張しており、多数のアップデートがある中に、２つの主要な機能が含まれています。待望のシステムと共有フォルダ全体をベアメタルレベルでバックアップする機能と、複数のSynology NAS/SANから同じ共有フォルダにアクセスする機能です。

「私たちは、プライベートクラウド、バックアップサーバー、監視サーバーなどの、500万以上のアクティブなDSMが導入されていると推定しています。」と、システム プロダクト マネジメント チームのマネージャーであるShamrock Koは語ります。「DSM7.0で確立した強固な基盤の上で、私たちは当社のお客様がこのプラットフォームを日々利用される中で直面する多くの課題に取り組み、ユーザーエクスペリエンスのさらなる向上に専念しました。」

中心となるストレージ強化

DSM 7.1は、ストレージ管理体験に重要な改良が加えられ、さまざまな場所にある複数のSynology NAS/SAN 間でのデータ共有が非常に簡単になりました。共有フォルダの集約は、SMB DFSを使用して、複数のSynologyユニット上の共有フォルダのシンボリックリンクを作成し、ネットワーク上の複数のSynology SMBファイルサーバーをひとつの大きなポータルに集約できます。

充実したシステム保護

DSM 7.1は、システム全体の完全なベアメタル レベルのバックアップを導入します。Synology Active Backup for Businessの機能により、Synologyシステム全体のイメージ作成と複製により、サイト全体に障害が発生した時も目標復旧時間 (RTO) を大幅に短縮することができます。さらにシステム全体の復元機能により、まったく同じ構成のシステムを迅速かつ簡単に導入することができます。

UIのアップデートと性能の向上

DSM7.0で導入された新しいユーザーインタフェースでは、バックグラウンドタスクが管理者向けに概要としてまとまり、さらに最適化されました。これにより、異なるユーザーアカウント間でも、システムでどのようなタスクが実行されているかをより明確に把握することができるようになりました。Synology High Availabilityクラスタでは、Storage Managerの単一のインターフェースから両方のシステムのドライブを表示して管理できるようになり、保守と管理が容易になりました。

性能面では、以前からDSMがサポートしているSSDキャッシュが、よりコスト効率良くランダムI/O性能を引き上ることができるようになりました。新しいバージョンでは、複数のストレージ ボリュームを同時に高速化でき、SSDキャッシュをさらに経済的に導入することができます。

エコシステム全体の改善

Synologyはいくつかのアプリケーションとサービスに関しても、主要な機能強化を発表しました。

提供状況

DSM 7.1は一般公開になり、現在Synologyシステムに導入いただけます。新機能についてはこちら