UW School of Social Work

「Active Backup for Businessにより、あらゆるバックアップが一元化され、24時間365日利用できるため、ダウンタイムが最小化されながらFERPAの規制に準拠しています。」

Robert Hendricks、ウェブアンドサーバーシステムマネージャー、UW School of Social Work

会社

University of Washington (UW) は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにある公立研究大学です。この大学は、U.S. News & World Reportによると、2021年の世界ランキングでは第8位、2019年には米国の公的機関の中で第2位と、世界でもトップクラスの大学です。

UW School of Social Workは、ソーシャルワークの分野で世界有数であり、ソーシャルイノベーションのハブとして、米国に262ある先進的ソーシャルワーク学位プログラムの中で第3位に位置しています。同校では、600名以上の学生が学部と大学院の学位プログラムに在籍しています。

課題

School of Social Workは、もともとサーバーに対してはバックアップ戦略を持っていましたが、大半のデスクトップワークステーションに対しては統一的なバックアップ戦略がありませんでした。そのため同校のITスタッフは、データの復元に際して、様々な問題を抱えていました。

2019年に同校では、300名近い教職員が利用するデスクトップやモバイルデバイス上のデータを保全する新しいバックアップソリューションの導入検討を始めました。

同校は、数百名におよぶユーザーに対するデータ無制限のクラウドバックアップソリューションを検討しましたが、それには年間25万ドルの費用がかかると見積もられました。同校が扱う学生とクライアントに関する機密情報を保護するために、新しいソリューションはFERPAに準拠していることも求められたため、多くのパブリッククラウドは選に漏れることとなりました。

同校は、コスト効率のよい、維持管理が不要で、要件を満たす、統合・集中された柔軟なバックアップソリューションを求めていました。

ソリューション

School of Social WorkのウェブアンドサーバーシステムマネージャーのRobert Hendricksは他のソリューションを探していました。彼は前職でSynologyの監視管理とストレージを使用していたため、Synologyがエンドポイントのバックアップ用にソフトウェアを提供していることを知っていました。

様々な選択肢について検討した結果、Robertは6千ドルを投資してSynology NASとActive Backup for Businessを導入すれば、クラウドバックアッププロバイダーのサービスに年間25万ドル費やすのと等しい結果を生むことに気付きました。

同校は、100TB以上のストレージ容量が可能なDS3617xsを購入しました。Active Backup for Businessが持っているデバイスタイプごとのプリセットテンプレートとActive Directoryを活用して、Robertは校内の約200のデバイスにバックアップエージェントをインストールし、一元化されたバックアップを開始しました。

また、同校では、外部組織との共同作業を可能にすべく、Synology Driveサーバーとして動作するDS918+も導入しました。


利点

一台のSynology NASを導入したことで、School of Social Workは、予算に合った、数百台におよぶ組織のデスクトップエンドポイント向けの集中型バックアップソリューションを導入することができました。

同校のITチームは、Active Backup for Businessを使用してPCのベアメタル復元を容易に実施できるようになりました。これは、ノートPCが盗難にあった際に役立ちました。IT担当者は、Active Backup for Businessを使ったユーザーの全ファイルのスピーディなバックアップと復元により、復元プロセスのダウンタイムを最小限にしました。

また、同校はSynology Driveが提供するファイル同期やコラボレーションツールも活用しています。エッジストレージを利用する場面では、組織の請負業者はGoogle DriveやOneDrive、Dropboxといった主要なクラウドサービスの利用が制限される場合もあります。

DS918+をSynology Driveサーバーとして利用することで、同校は、外部組織と円滑に共同作業でき、機密性の高い研究資料を共有することができる、安全なオンプレミスソリューションを手に入れることができました。

「この新しいハイブリッドな業務シナリオは、リモートユーザーとそのデバイスすべてに対応しています。」と、Hendricksは言います。

最終的に、Synology Active Backup for Businessは包括的で柔軟なバックアップソリューションを提供し、組織に大きなコスト削減と手間のかかる復元や復旧の労力の低減をもたらしました。さらに、Synology Driveによりファイル共有とコラボレーションがシンプルで安全なものになりました。

推獎モデル

  • DS3617xs
  • DS918+

推奨機能

  • 200台のデバイスのバックアップを一元化するActive Backup for Business
  • 部門間のシームレスな共同作業を実現するSynology Drive
  • クライアントの機密情報に関しFERPAに準拠したSynologyのソリューション
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