マンチェスター大学

新しいデバイスにアップグレードしたことで、DSM (全 Synology NAS サーバーに搭載されたオペレーティング システム) の新機能と、大容量のストレージ スペースが利用可能となりました。特に注目すべきは、Cloud Station を応用したことです。これにより、Melhuish 教授をはじめ、フェロー研究者たちも外部の共同研究者たちと、iPhone や iPad でさえもデータを容易に共有できるようになりました。QuickConnect を活用すると、短時間でデータを DiskStation に読み込むことができます。アップグレードにより、研究チームのメンバーは個人のディレクトリはもとより、共有ディレクトリにも、複数の共有フォルダにアクセスすることが可能となりました。

DSM のもう 1 つの機能、ネットワーク バックアップ アプリケーションは非常に便利なツールです。rsync コマンドラインを入力しなくても、データを他の Synology デバイスに容易にミラー化してくれます。「当センターでは、バックアップ サーバーを USB バックアップした後、毎晩ミラー化を行っています。RAID にある 2 つのコピーを合わせて、合計 3 つのコピーで安全に保護されています」(Melhuish 教授) DS1512+ の 5 ベイ シャーシは頑丈に製造されています。将来アップグレードが必要になったときには、正面から簡単にディスクを取り外すことができます。Melhuish 教授は、研究が進むに従いデータ量も膨大になってくることから、当然システムの増設も考慮していると言っています。Synology の拡張ユニットである DX510 を導入することで、最大 60TB まで増量可能となりますので、すべての研究データを長期に亘って保存できます。