Haltwhistle Community Campus

Wilcox 氏は Synology Hybrid RAID を使って 5 台の 3TB SATA ドライブで構成される DS1512+ NAS サーバーを導入することに決めました。このソリューションなら、保存とバックアップに十分な容量を提供してくれます。このソリューションを導入することで、全体的な性能が向上され、バックアップサービスと監視システムに高い効率をもたらすことが期待されます。

「キャンパスのファイル サーバーは全ユーザーの作業内容を毎日バックアップし、週ベースでサーバーの全バックアップを行う必要がありますので、DS1512+ のダイナミックな link aggregation 機能が満足のいく転送速度を提供してくれています」と Wilcox 氏は述べています。近い将来、同校では別の建物内に、1GB ネットワークを介して同じディスク容量を持つ 2 台目の DS1512+ を設置しようと計画しています。これにより、重要なファイルを安全に保管しておくために、2 台の DS1512+ バックアップ ストレージを同期し、2 つ目のオフサイト バックアップを確立することが可能になります。すでに NVR ソフトウェア、Surveillance Station がテスト運用されており、簡単な操作と高い信頼性が確認されています。Wilcox 氏によると、同校では 8 台の IP カメラをカバーするカメラ ライセンスの購入も検討中です。

豊富な機能を備えた DS1512+ は、「高速通信と信頼性の高いバックアップ」というニーズを満たすことができました。さらに、ハード ディスクをデバイスに合わせてカスタマイズできるため、長期にわたる継続使用に耐え得る十分なストレージが実現します。「Synology DX510 拡張ユニットを追加するだけで容量を拡張することができるのですから、将来ストレージを追加しなければならなくなっても、DS1512+ を交換する必要がないのです」と Wilcox 氏は述べています。

同校では、導入直後から主要なバックアップ ソリューションとしての DS1512+ の利点を実感することができました。link aggregation サポートにより、DS1512+ は以前のソリューションの半分の時間で同量のデータのバックアップを完了してしまいます。「我々のデータ ストレージは日々増大していますので、このような高速バックアップが可能であるなら、ネットワークの性能に影響を与えることなく、しかも平日に我々の必要とする方式でバックアップを行うことができます」と Wilcox 氏は指摘しています。何よりも、Synology Hybrid RAID 機能がデータの安全性をますます高めてくれます。万一 1 台のドライブが故障してもユニットは稼働し続けますので、IT スタッフはホットスワップによりドライブを交換することが可能です。この場合、ドライブは RAID アレイに自動的に構築されます。

DS1512+ で専用の NVR ソフトウェアを使用することで、フッテージの録画を簡単に管理できます。ソフトウェアには完全にブラウザ ベースでアクセスしますので、録画へのアクセスを必要とするクライアント ソフトウェアを各コンピュータにインストールしてある場合と比較して、はるかに簡単に保持できます。Wilcox 氏は次のように述べています。「モーション検出から録画の維持期間の設定や録画に必要なディスク スペースの定義に至るまで、我々が必要なことはすべてこのソフトウェアがやってくれます。8 台の IP カメラすべてをマイグレートすることになるでしょう。これにより、現在所有している古くて大きい CCTV サーバーを使用せずに済みますので、ストレージ関連のタスクを一元化することができますし、省エネにも役に立ちます。」